作曲者池田が語る!「Roadsidesky」発売直前楽曲解説「路傍の空」

言うまでもありませんね。このバンドのバンド名の元となった曲であり、このバンドのアンセムでもあります。

元々は私のソロの曲でして、ソロの方のアルバムタイトルにもしたほどの曲でした。ソロアルバムが「路傍の空」、バンドのアルバムが「Roadsidesky」

まるで兄弟のようだ笑

この曲の歌詞を書いたのは5年前です。

当時どうにもならん程追い込まれる出来事がありまして。考えても答えが見えない夜でした。

そんな時に僕は散歩する癖がありまして、丁度今頃、9時過ぎに家を出発しました。

ちょっとそこまでって感じだったんでサンダルですし、Tシャツでした。

しかしながら考えながら歩き続けて気付いたら夜中です。もう10キロ近く歩いていました。帯広郊外。タクシー呼ぶのも馬鹿らしいし、こうなったらどこまでも歩き続けて見ようかと決心。

いろんな事を振り払いたかったし、何より歩ききったら何かが見える気がしました。

歌詞の中でも1番に弥生通。2番に新緑通と出てきますが帯広の通りの名前です。

地図にするとこの通、そんなに離れて無いんですがそこに至るまでに相当遠回りをしていますので二番に来る頃は真実では1番の4~5時間後になってます笑

市内→弥生通→大空町→帯広の森→つつじヶ丘→戻りで新緑通→帰宅みたいな流れだったかなぁ。

 

そして夜明けを迎え家にたどり着いた頃には、もうすっかり明るく、8時間程歩いてしまいました。もちろんその日は体が使い物にならなかったのは言うまでも有りません。

 

そんな出来事があって、歌詞にもしたためていたのですが曲が付いたのは3年前。ふと降りてきました。作った時になんだか確信が持てました。この曲が俺の「芯」になると。この曲をバンドで表現したくてバンド始めたと言っても過言では無いと思います。